レターNo.106「母の日」(2022年5月1日)

 風薫る五月。さわやかな季節になりました。ゴールデンウィークを如何お過ごしでしょうか? 新人研修を担当されたインストラクターの皆様はお疲れ様でした。
 
 5月の第2日曜日は「母の日」ですね。あなたのお母様に日頃の感謝の気持ち込め、カーネーションを贈りましょう。
 「母」とは産みの母だけではありません。育ての母も、心のよりどころとしての母も、人生の道しるべとなる母も、母親替わりの父親も兄弟も姉妹も母です。
 「母の日」は、“あなたの「お母様」”に、感謝の思いを伝える大切な日です。

 日本と同じように「母の日」を祝う風習は、東洋・西洋を問わず世界各国にあり、中でも日本が影響を受けたのは、アメリカの「母の日」の風習でした。

 1905年、アメリカのフィラデルフィアに住むアンナ・ジャービスは、2年前に亡くなった母親のアンを偲び、教会の祭壇に生前彼女が好きだった白いカーネーションを飾りました。アンは南北戦争を経験し、妻として子の親として、平和運動を続けていた女性活動家でもありました。アンナは母の思いを受け継ぎ、母親への敬意と感謝を表す日として「母の日」を提唱しました。
 アンナの行動に感銘を受けた人々は、翌年アンの命日に同じ教会で「母の日」を祝いました。やがてアメリカ合衆国は、5月の第2日曜日を「母の日」に制定しました。

 この風習が日本に伝わったのは、明治末期から大正時代にかけてと言われています。その後、2度の大きな戦争を経て、日本で「母の日」が祝われるようになったのは、戦争の焼け跡から立ち直ろうとしていた1949年頃と言われています。70年以上経つ現在、「母の日」は、5月の第2日曜日、大切なイベントととして定着しています。
 「母の日」を祝うようになった昭和の頃と比べると、母のあり方、子のあり方、そして家族のあり方は、大きく変化していますが、多くの国で「母の日」が、祝い続けられているのは、自分を産み、育て、見守ってくれる人への感謝の気持ちは、変わらないからです。

 令和4年5月8日の「母の日」、全ての「母」と「子」に幸せな時間が流れますように!
 私は母の写真に赤のカーネーションと柏餅をお供えします。

LOVE
植田亜津子

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