レター No.63「ミモザの日」(2019年3月1日)

 桜の便りが届く頃となりました。そろそろ新人研修が始まりますね。早目の準備をし、愛情をもって研修を進めましょう。
 さて、先月2月23日に第6回「ビジネスマナー・インストラクター研究会」総会を無事終えることが出来ました。全国からご参加下さいました会員の皆様、様々なご都合からご参加できず祝電やお花などをお贈りくださいました会員の皆様、応援団の皆様方、有難うございました。今後とも「Four-Leaf Clover」のミッションを胸に、一層、会員の皆様と共に当会をアップデートさせて参りますので、ご協力宜しくお願いいたします。

 皆様は<ミモザの日>をご存じでしょうか? 3月8日が<ミモザの日>です。正式には「国際女性デー」で、1975年国連が制定しました。
 この「国際女性デー」の歴史は古く、1904年3月8日にニューヨークの女性労働者が参政権を求めてデモを行ったことから始まります。これを受けて、コペンハーゲンでの国際社会主義者会議の中で、「女性の政治的自由と平等の為にたたかう」記念の日が提唱されました。この時点では、「国際女性デー」は、まだ統一されていませんでした。
 世界共通の統一日を設けるに至ったのは、ロシア帝国を倒した二月革命がきっかけです。1917年3月8日、サンクトペテルブルクの女性が、当時のロシア帝国に対してデモを起こしたことが革命の発端となり、そこに大きな力を捧げたのが、女性たちであったことから1921年、「国際女性デー」を世界統一の3月8日(“国際女性デー<ミモザの日>”= “IWD;International Women’s Day”)としました。
 国連で認証されたのは1975年で、毎年3月8日に国連事務総長が加盟国に対して、女性への差別撤廃と地位向上を訴え、女性の政治的解放を目指す行動日となりました。

 「国際女性デー<ミモザの日>」は、日本では残念ながら馴染みが薄く、あまり知られていませんが、世界各地では集会やイベントが開かれています。徐々に日本でもイベントとして定着していくかもしれません。
 この日は、女性の政治的解放を目指す意味合いだけでなく、女性に感謝する日としても認識されつつあり、男性から日頃の感謝を込めて花束を贈る習慣が海外ではあります。
 イタリアではこの日を「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)とし、春の到来を告げる“ミモザの花”をシンボルとして、男性が女性にミモザの花束を贈ることが習慣になっています。そのため、3月8日を<ミモザの日>と呼びます。
 その理由は、第二次世界大戦後初めての「女性デー」に際して、「イタリアに自生するミモザは貧富の差に関係なく、どんな人にも感謝の気持ちを表すことができる」ということで、ミモザを贈ることに決めたそうです。愛と幸福を呼ぶといわれるミモザを贈られた女性達は、そのミモザを胸や髪に飾ります。家事や育児から解放され、女性同士で外食したり、おしゃべりに興じたりする姿がニュースでも放映されます。
 バレンタインデー(女性から男性にチョコレートをプレゼントする国は珍しい・・)や母の日と違って、赤ちゃんから、おばあ様まで女性全員が対象です。<ミモザの日>は、全ての女性の為の日です。街中に黄色と笑顔が溢れ、平和で愛に満ちています。素敵ですね。(因みにロシアはチューリップだそうです)
 先に述べましたように、日本では「国際女性デー<ミモザの日>」の知名度は低いですが、世界では、女性の権利を叫ぶ日であるのと同時に、女性の活躍を感謝する日でもあることを、是非知っておいてください。「国際女性デー<ミモザの日>」のお祝いは、世界中に広まっています。 
 毎年エールフランスでは、「国際女性デー<ミモザの日>」に女性のクルーのみの運行便を設けているそうです。
 3月8日には、私達も、歴史上素晴らしい役割を果たした女性の勇気と決断を称え、先人達の活躍に思いを馳せ、自信と勇気をもって輝きながら、未来に向かって仕事にはげみましょう!
 植田から全ての会員の皆様に愛と敬意と感謝の心の花束をプレゼントします。

LOVE
植田亜津子

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