レターNo.103「Spring has come!」(2022年2月1日)

 新型コロナウイルスの変異型「オミクロン株」の感染急拡大により、不安が続く毎日でございますが、皆様に於かれましては、お変わりなくお過ごしでしょうか?

 先日お弁当の中に「春」を発見、“菜の花”のお浸しが入っていました。「春が来た!」と嬉しい気分になり、早速お花屋さんに立ち寄ると、菜の花や色とりどりのパンジー、チューリップ、フリージア、ストック等のパステル調のお花が競い合うように並び、春いっぱいでした。ちょっと先を越された気分になりました。“Spring has come!”

 皆様に質問します!
 自分の前に、“赤い道”と“青い道”の2つの道があります。どちらかの道を選んで進まなくてはなりません。“赤い道”を選べば成功し、“青い道”に行けば失敗すると分かっていたら、どちらの道を進みますか? 聞くまでも無く“赤い道”を進みます。

 ところが、“赤い道”と“青い道”は、その先が森の中に消えていて、どちらが“赤い道”か“青い道”かが分かりません。そんな時、どのように道を選びますか?
 人はよく言います。「楽な道ではなく、厳しい道を選びなさい」「人が喜ぶ道を選びなさい」「動機が善の道を選びなさい」「時流にあった道を選びなさい」「家族や皆が賛成する道を選びなさい」等と・・・・・。皆さんは?

 答えはだだ一つ。自分にとって「正しい道」とは、「自分が選んだ道」です。
 “赤い道”を選んでも、“青い道”を選んでも、自分で選んだ道が「正しい道」なのです。“青い道”を選べば失敗ではないか!という声が聞こえてきますが・・・。例えば、“赤い道”を進んでいても、途中で「もしかしたら、あちらの道の方がよかったかもしれない」と、“迷い”が出で来ると、心のエネルギーが落ち、“赤い道”を進んでいても失敗してしまう可能性があるのです。仕事をしていても、途中で不安や迷いが出でくることがあります。自分で選んだ道を全力で進んだ結果が、例え失敗であったとしても、懸命に行った経験には、必ず様々な学びがあります。痛い大失敗であったとしても、長い目でみれば、その経験が人生の糧となり、結果“赤い道”に繫がっていることが多いのです。つまり、自分の人生には一切の無駄が無いということです。

 人間は、時間の概念をもっていますので、過去に対して「あの時、ああしておけば良かった。こうしておけば良かった」と“後悔”することがあります(“後悔”と“反省”は違います)。過去の経験に引きずられることもあります。確かにその時、その場所でもっと違った行動をしていたら、人生が変わったかもしれない。「タイムマシンがあればな~」と、過去を修正したくなることもありますが、残念ながらそうはいかないのです。大袈裟な言い方をすれば「宇宙の法則」は、「過去へは戻れない」ということです。それが、どんなに悲惨で、惨めで、辛く、苦しく、恥ずかしい過去であっても、元には戻れないのです。
 しかし、変えられることが一つあります。それは、過去に対する考え方です。180度変えることができます。つまり、「○○は失敗だった」と“消しゴムで消したい過去”であっても「すべてよし」の認識にすることです。そう思うことで、私達の何かが、心の中で大きく変化していきます。
 過去に対して、「すべてよし」と思うこと。そして、「未来は全て自分の手の中にある」と考えることです。自分次第で自分の未来を変えていけるのです。
 2022年の節分は2月3日、立春は2月4日です。明るい春の陽差しを全身に受け、真っ直ぐ自分の選んだ“赤い道”を未来に向かって歩いていきましょう。

LOVE
植田亜津子

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