レター No.48「幸福になるメソッド」(2018年2月1日)

 寒い寒い毎日ですが皆様お元気にお過ごしですか? 今年が一際寒く感じるのは“年のせい”と思っていましたが、実際のところかなり寒いようです。結論から申し上げますと、1986年の寒波と本年はほぼ同じで26年振りの寒さだそうです。インフルエンザも流行していますので気を付けましょう。・・・しかし、インストラクターの皆さんの心はいつも南国“アロハ~♪”ですね。
  
 「幸福学」という学問をご存じですか? 今、心理学、哲学、脳科学・・と様々な分野で「幸せ」が研究されています。そうした古今東西の叡智を凝縮し、科学的に幸せの条件を明らかにしていく学問が「幸福学」です。近い分野にポジティブ心理学がありますが、どちらも、人の幸せには何が影響するか、幸せになるにはどうすればよいか、といった問いを追求する学問です。
 「幸福学」によると、幸せな人は不幸な人より7年から10年長生きであること、創造性が3倍高いこと、心の病になりにくいこと、幸せな人とは利他的な人であること、幸せになりやすい遺伝子があること等が知られています。更に、生まれつき幸せになりやすい人と、なりにくい人がいるようなのです。では、生まれつき幸せになりにくい体質の人は幸せになれないかというとそうではありません。健康に気を付けていれば、より健康になれるように、幸せに気を付けていれば、誰でも幸せになれるのです。(よかった!)
 それでは、誰もが知っておくべき、「幸福学」の基本をお伝えします。まず、幸せには、“長続きする幸せ”と“長続きしない幸せ”があり、“長続きしない幸せ”は、お金、物、地位など、つまり、他人と比べられる財を得たことによる幸せです。“長続きする幸せ”とは、良好な環境(職場環境、家庭環境、友人等)、健康、そして良好な心の状態による幸せ。(納得!)
 その中で、特に「良好な心の状態による幸せ」を分析した結果、「4つの要因」があることが明らかになりました。それが「幸せの4つの力」です。

1.“やってみよう”とチャレンジする精神・・・成功や自己実現に繋がる因子
2.“ありがとう”と感謝する心・・・・・・・・人と“つながる”因子
3.“なんとかなる”前向きな気持ち・・・・・・前向きさと楽観する因子
4.“ありのまま”な自分らしさ・・・・・・・・自分らしさ因子

 皆様いかがですか? 私は「3.」の要素が低いです。仕事柄でしょうか。これから意識して高めて行きます!
 この「4つの要因」は、「何が人を幸せにするか」「どうすれば幸せになれるか」を多くの情報から統計をとり、コンピュータ分析した結果です。心のハッピー要因ですね。
 たしかに、4つの要素が高ければ、たとえ試練に直面しても心が折れません。失敗した時は「またやってみよう」というチャレンジ精神をもつ。苦難の中では、「私には大切な仲間がいる、一人ではない」と思えば勇気が出ます。疲れた時は「なんとかなるさ」「自分らしくいこう」と心を緩める。納得です。人生の好循環を生むエッセンスですね。
 また、それぞれの要素は脳内ホルモンにも影響します。感謝している時は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」と「オキシトシン」が分泌され、優しい気持ちになり心が安定し、不安が減ります。夢や目標をもってワクワクしている時は、快感ホルモン「ドーパミン」が放出され、意欲や行動力が湧いてきます。つまり、4つの要素をすべて高める努力をすれば脳内ホルモンがバランスよく分泌されます。
 幸せになれば、仕事や家事の効率と創造性が高まり、本来の潜在能力が開花します。ぼんやりしていては幸せにはなれません。
 もう立春です。寒い中でも、梅の蕾は大きく膨らんできています。桜も固い茶色の蕾が見え始めました。
 私達も、後ろ向きな言葉は封印し、夢、目標に向かって、「前向き」「ワクワク」「元気」にお仕事をしながら、幸せの蕾を育て、大きな花を咲かせましょう。 

LOVE
植田亜津子

〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-32 御成門エクセレントビル8階

03-6435-7721(代)

お問い合わせ